2025年6月28日 (土) 1:25
ファッションと芸術
私は、昔から、絵は下手くそだが、 配色やデザインのセンスには自信がある。 ゆえに、パソコンを使って、 チラシを作ったり、宣材を作るのは得意だ。 メイクも、私の得意分野の一つである。 子どもの頃から、演劇や音楽で、舞台に立つことが多く、 その都度、舞台で映えるメイクやファッションを研究してきた。 多くの女性にとって、メイクは自分を美しく見せるツールの一つだが、 私にとっては、顔というキャンパスを使った芸術である。 演じたキャラクターや、表現したいものを再現するために、メイクをする。 ゆえに、普段はすっぴんだが、 キャラクターをコスプレしたい時は、メイクをする。 今日のサムネは、蒼龍の化身をテーマにした。 蒼龍の血を引くとの言い伝えがある皇族が治める国があった。 先代の皇帝が、侵略戦争を繰り返した結果、国民は、重い税と徴兵に苦しんでいた。 皇帝が崩御し、後を継いだのは、聡明で心優しい娘。 若き女帝は、武力ではなく、知能で世界に安寧をもたらそうとした。 …こんな感じで、設定を考えながら、デザインを考えると面白い。 目頭を黄色、真ん中に緑、目尻に青のグラデーションを作り、 紺色のアイラインを長めに引くことで、 ミステリアスな雰囲気を出す。 中学の頃は「性犯罪に遭わないために、 セクシーな服を着るな」という大人たちに対抗して、 あえて、セクシーな服を着ていた時期もある。 私が目指したのは、肌の露出は多いのに、 なぜか、そそられないファッションだ。 私は、性犯罪者の性癖を徹底分析し、 彼らが性欲ではなく、支配欲を満たすために、 性犯罪を犯すということを知った。 つまり、肌の露出は多いのに、 支配できなさそうな女性を演じればいい。 私が参考にしたのは、パンクとゴスロリをミックスしたようなファッションだ。 合皮のミニスカートに、網タイツ。 黒の革ジャンに、ゴテゴテしたアクセサリー。 髪は、金色のメッシュ。 口にはピアス、耳の軟骨にもピアス。 メイクは、聖飢魔IIを匂わせるメイクだ。 ピアスの穴あけは、中学の校則で禁止されていたため、 穴を開けないタイプのイヤリングを使った。髪染めも校則違反なので、金色の部分は、つけ毛だ。 ↑こういうところに、私の性格が滲み出ていると思う笑 …このような見た目の女に、支配欲を掻き立てられる男はいないだろう。 私は、あえて露出度の高い服を着ることで、 性犯罪に屈しない精神を表現していたつもりだった。 ごく一部の性犯罪者のために、女性が自分らしいファッションを楽しめない世の中はおかしい。 私が、そんな世界を変えてやる。 私にとって、ファッションは、芸術として楽しむものであると同時に、 自分の思想や価値観を表現するツールでもある。 そうやって、大人に抑圧されることなく、 自分らしいファッションを楽んだ結果、 女性らしさを拗らせることなく、真っ当(?)な女性に成長した。 今では、自分の中にある女性性を完全に受容していて、 女性として生まれたことに喜びを感じている。 もしも大人の言いなりになって、おとなしい服を着ていたら、 私は、女を拗らせていただろう。 今は、一周回って、普通の服を着ている。 時々、変な服を着ていることもあるが、 それも愛嬌。 私の世界についてこれないやつは知らない笑