2025年7月23日 (水) 5:46
中学時代の未来予想図
参院選で、衆参ともに、自公過半数割れが確定した。 これは、1955年以来のビッグニュースだ。 国会における過半数は、大きな意味を持つ。 法案の可否を決める時、衆参ともに、 過半数が賛成すれば、法案が通るからだ。 今までの国会では、自公の票だけで、 過半数を超えていたから、自公の賛成だけで、法案が通っていた。 野党が何を言おうが、関係ない。 だから、今までの国会は、茶番だった。 野党も与党も、決まりきった台本を読むだけのパフォーマンスにすぎない。 まるで、小学校の卒業式だ。 スクリプトを読み上げるだけなら、 人件費が無料の「ゆっくり霊夢」や「ずんだもん」にでも、読ませておけばいい。 わざわざ、2500万円もかかる国会議員に読ませるなんて、税金の無駄遣いだ。 しかし、今回の選挙で、衆参ともに過半数割れしたことで、 ようやく、ディベートができる環境が整った。 自民・公明は議席を減らし、国民民主と参政が大躍進。 日本保守党やチームみらいなどの新興政党や、無所属の当選も目立つ。 自民党の敗因は、左傾化だと指摘されている。 元々、自民党は、保守を謳う政党だ…と言いたいところだが、 この時点で、ツッコミどころは満載だ。 自由民主党=Liberal Democratic Party。 つまり、リベラルで民主的な政党である。 政党名からして、保守じゃない。 しかし、その中身は、保守的だった。 憲法改正や靖国参拝に肯定的で、選択的夫婦別姓や同性婚に反対。 ゆえに、自民党は、保守層から一定の支持を得ていた。 しかし、ここ数年の自民党は、迷走している。 ここに来て、LGBT法案を強行したり、 中国が挑発してきても、特筆すべき行動を起こさなかったり… 今の日本に存在する政党で、純粋な保守を名乗れるのは、日本保守党と参政党くらいだ。 今回の選挙は、左傾化した自民党にうんざりした人たちが、参政党や日本保守党に流れたのだと考えられる。 また、今回の選挙の主な争点は、物価高対策である。 国民は重税と低賃金に苦しみ、若者は未来に希望が持てない。 私は、中学生の頃から、今の日本の姿を予想していた。 その頃の私は、国民の姿が、茹でガエルに見えていた。 生きたカエルを、熱湯に入れれば、驚いて飛び出すが、 水に入れた状態で、ゆっくり火にかけると、 危険を察知できずに、そのまま茹でられて死ぬ。 税金にせよ、社会保険料にせよ、いきなりあげたら、不満が出るが、 徐々に上げていけば、自分がヤベェ状況にあると気付けない。 そうやって日本人は、平和ボケしたまま、絶滅していく。 これが10年前に予想した、未来の日本の姿だった。 私を育ててくれた日本には感謝しているが、 私は、日本と一緒に沈没したくない。 日本が沈没しても、しぶとく生きるのが私だ。 例え、国がなくなっても、日本人の精神を持った民が生きていれば、 日本国のアイデンティティを守ることができるだろう。 無能なお上(おかみ)のせいで、国が滅びても、私の中にある日本人の精神が潰えることはない。 日本の未来には、絶望していたので、 海外でも食っていけるよう、サバイバル能力を鍛えていた。 同時に、日本人としての精神性を磨くことも忘れない。 今の私なら、どこへ行っても、たくましく生きていけるはずだ。 日本の未来が絶望的でも、私の未来は明るい。 しかし、前回の衆院選あたりから、風向きが変わり、 いい意味で、私の未来予想が覆ろうとしている。 まだまだ日本も捨てたものじゃないな。