2025年7月11日 (金) 12:08
スパイ罪で起訴の日本人会社員、16日に判決へ——中国ビジネスの「見えないリスク」
中国・北京で拘束された日本人会社員が、 スパイ罪で起訴され、7月16日に判決を迎えます。 報道によると、男性は製造業の大手企業に勤め、 長年中国で勤務していたということです。 この事件の厄介な点は、 **「どこにスパイ行為とされる要素があったのか」**が公にされていないこと。 日本の外務省も情報開示を求めてはいますが、詳細は明らかにされていません。 約一年間ほど、中国に滞在していた経験があります。 現地での仕事や生活は非常に刺激的で学びも多い一方、 「見えない一線を越えたらどうなるのか」と、 無意識に神経を尖らせていた記憶があります。 国境を越えて活躍する時代だからこそ、 このような不透明なリスクとどう向き合っていくのか、 考える機会が増えています。 「まさか自分が」と思っていた人が巻き込まれるかもしれない。 そんな不安を拭えない事件だからこそ、 ただの海外ニュースとしてではなく、 **“身近な問題”**として向き合いたいと感じています。